終わりを遅らせる

先週の半ばあたりに突然体が動かなくなった。仕方がないので仕事を休んでずっと寝ていた。それ以前から悪夢をみて動悸で目が覚めたり、日中もひどい頭痛や肩こりに悩まされていたりして、「あれっちょっとヤバいな」という気配は察知していたのだが、金銭的…

わたしをいい人にさせないでほしい

さほど親しくない知人に「いい人だよね」と褒められる機会がそこそこあるのだが、わたしの正体は悪魔なので気を付けてほしい。というか、わたしをいい人にさせないでほしい。 わたしはこう見えて特別人と話すことが好きなわけじゃないし、笑っていても人の話…

待つ

ずっと待っている。でも自分が待っているものはいくら待っても来ないものであるということを知っている。なぜならわたしは別に何も待っていないからだ。何も待っていないというのは語弊があるかもしれない。一応待ってはいる。ただ、待っている「対象」ーー…

知らね~よの勇気

他人の言葉、他人の感情や考えを受け止めることが実はかなり大変な作業であることは意外と知られていない。ただ、直接このことを話題に出せば「そりゃそうだよね」と多くの人が「他人の考えや感情を受け止める大変さ」を理解しているような反応を示すだろう…

人間関係焼畑農業

7月を過ぎたあたりからどうも調子がおかしくて(といっても就職してから調子が良かったためしはあまりないのだが)、変なやからにつけこまれたり、あるいは自らその懐に飛び込んでいってしまったりすることが多かったので、おもいきって人間関係の断捨離をし…

わたしを眠らせてくれるのは次の日わたしを起きられなくする薬

このタイトルを書いたときにふと「あれ、江國香織のこんな感じの小説あったよな」というのが頭をよぎった。なんだっけ、号泣する準備ができているやつだけじゃなくて、きらきらひかっている感じのでもなくて、あったぶん泳ぐのに安全でも適切でもない小説だ…

呪いの日記

日記って一日の終わりに書くものじゃないの?という気がしないわけではないが、書きたいときに(かつ書けるときに)書いておくにこしたことはないのでひとまず書きはじめておく。今は就業時間中だが、体を横たえないように意識を保っているだけでせいっぱい…

無気力日記

今日も1日無気力で、仕事中、10日前の自分の日記(紙のノートにつけているやつ)を読み返したら「今日感じた不安」という欄に「自分がスベっているのではないか」と書き込んであっておかしかった。どうしてそんなことを書いたのか全く思い出せない。10日前の…

別れたともだちのこと

自分の感情が沸点をこえ、対話しようという意欲や気力、体力が失われたと感じるとき、衝動的にともだちと別れてしまうことがある。数年に一度のペースでそのような機運が高まってしまうタイミングが訪れるので、なんというかこれはもう人格の問題なのだろう…

なんでもないことを言う

一日一回なんでもないことを言います。今日あったかかったね。物心ついたときにはすでに何かの「オタク」だったので(自分が「オタク」をしていた一番ふるい記憶はウルトラマンに登場するキャラクターの相関関係を聞かれてもいないのに祖母に熱弁していた場…

全然前向きではない一日

わたしは日記を書くのが非常に苦手で、というのもいろいろな理由があるのだが、まず毎日これといった目的のない文章を書き続けられるほどマメじゃないし、その日起きた出来事をありのままに書ける素直さもないし、書き始めてしまった時点で「ありのまま」じ…

失うものは何もない?

同年代の知人から「自由」とか「身軽」とかそんな風に評される機会が増えて、「まあ確かに失うものが何もないからねえ」とてきとうに返したり(返さなかったり)している。失うものが何もないというのはどういうことなんだろうな、自分で言いながらよく分か…

生きてる資格

父親に「おまえは死んでもいいから」と言われたことを思い出してなんともいえない気分になる。こういう自傷行為はよくない。分かってはいるものの、自分がそのことばに怒り傷つきむなしさを感じた事実は、書き残しておいた方がよいかもしれないとおもった。…

ためにならない、役に立たない

濃厚接触者の濃厚接触者になっていたのでしばらく外に出ていなかった。はじめのうちはなんともなかったけれど、日光を浴びず、他人とじかに会って言葉を交わすこともなく、仕事が終わればすぐに布団をかぶって明日になるのを待ち、しかし明日になったとてま…

無題

「選対はタラタラ何やってんの!」 先ほどまで誰かが吸っていた煙草のけむりをサッと吹き飛ばしてしまいそうな怒声が男ばかりすし詰めになったフロアに響いた。「新人候補をヒールで街頭立たせてんじゃないわよ! 女性候補者向けの研修会企画しろって言わな…

あなたの言っていることが分からない

朝はかろうじて起きることができたものの例によって昼ごろ眠気にたえられず2時間ほど眠ってしまった。いまだに薬との付き合い方がよく分からない。延々と文章を読まされる後味の悪い夢をみてひどい気分で仕事にもどると、わたしが生きている現実もその夢の延…

書かないと消える

「何かをずっと書き続けていないとわたしは消えてしまうのではないか」という強迫観念とずっと闘っています。人生の序盤(正確にいうとインターネットの片隅で何かを発信しはじめたとき)からその萌芽はあり、この子とはもうずいぶんと長い付き合いになるね…

愛すべき鈍感な女たちへ(呪いの手紙)

自分のためにも他人のためにもいい子ぶるのはもうやめようと思ったのに、気が付いたらまたわたしはいい子ぶっていて思考回路はショート寸前、というよりショートした結果がこの呪いの手紙かもしれない。呪いの手紙といってもこれは特定個人に宛てて書かれた…

説明しがたい具合の悪さ

具合が悪い。昨日は寝る前に服用する薬を間違えてしまったせいか眠りがハチャメチャで、現実と悪夢を混同し何度も目が覚めた。冷や汗をかいていた。どうしてそんなトンチンカンな夢を現実だとおもったのか自分でも笑ってしまうのだが、悪夢のひとつは二宮和…

怒る言葉がない

仕事で人を怒らなければならない立場になってはじめて、自分は人を怒るのが苦手なのだと気がついた。そして、それはわたしが「女」と見なされる存在であることと無関係ではないのかもしれない。そもそも、わたしには人を怒ったり叱ったり注意したりする語彙…

たすけてくれ

つらいなあ、しんどいなあとおもうことがあっても、具体的に何をどうすれば現状が改善されるのか考える体力もないので、ただただうめくことしかできない。「ああ」とか「うう」とか情けないうなり声を上げながら、衣服を脱ぎ、すぐにまた別の衣服を身につけ…